メガネの雑記帳

アニラジと野球、時々アニメ

大学時代を振り返って

このコロナで大学もまだまだオンラインでの授業が続いていたり、対面での授業が再開されたりと大学生にとってはなかなか大変な状況が続いている。自分自身が大学生のときは、ネット回線がADSL中心でインターネットを通じて映像や動画を配信するにはしんどい環境だった。

 

高校生くらいからインターネットラジオが少しずつ出てきたように思う。思えば四谷式サイバープロジェクトというあまりにも先を行き過ぎて失敗したコンテンツもある。とはいえ、音声メディアが精いっぱいで動画、映像はまだまだ難しい時代だった。そういえば、BSQRと超A&Gが始まったのっていつだったかな。

 

大学で講義を聞く意義についてだが、正直、担当教員が教科書に指定している本に載っていない情報と参考文献が一番だと思う。

 

その分野の初学者は何から手を付ければよいかはわからない。私も大学時代に経営学を勉強した身だが、講義を聞いて初学者向けの本を知り、それを読み各分野の先端を行く先生をしり、その人たちの著書を読んで勉強していた。

 

教科書をなぞるだけの授業なら、大学ではいらないと思う。大学に行くくらいの年齢なので、教科書を読めば済む話だ。対面なら教科書の分からないところを聞くということはできるので、講義に出る意味はある。教科書をなぞるだけで質問もしないなら出なくてもいい。昨今は出欠も厳しいらしいが。

 

大学の教員はその道の専門家だ。塾の仕事をしていると分かるのだが、「先生」と呼ばれる職についている人は基本、しゃべりたがりだ。教科書のことを少し聞いてあげればいくらでもしゃべってくれるとおもう。そういうところが大学の教員を「うまく使う」方法だと思う。

 

あとは図書館さえ使えればいい。街の図書館と違って、専門的な書物が多いのが特徴だ。だから、とりあえず図書館に行って参考文献を検索システムで検索すれば、大体は引っ掛かる。

 

大学に通わせろという人たちはおそらく「私の思い描くキャンパスライフ」がしたいのだと思う。ただ、私は学費を図書館と専門家に払っていると思っている。だからオンライン授業でも図書館さえ使えて、各教員のオフィスアワーさえあれば、十分だと思う。サークルやその他の活動は副次的なものなので、おまけみたいなもんだと思っている。

 

とはいえ、人間はコミュニケーションを直接とらないとつらい生き物なので、その辺はうまく担保する必要はあると思う。直接、人と会えるという状況はどうしても必要だ。

 

私が今、大学生だったらどうしていたかを考えている。家にこもって本を読んでいるんじゃないかと思う。なんせ、半年前なら「家に居ろ」と言われていたし、今もオンライン授業が継続されているなら本を読んで勉強できる。こんないいチャンスはない。しかも当時に比べてネットショッピングもだいぶ、便利になった。10年前でもアマゾンでの配送は早かった。が、今は下手すれば当日に届く。参考文献を提示されてそれを注文すれば、すぐに届くのでさっそく読める。

 

4年の時は授業を全く履修せず、ゼミだけだった。逆に言えば、学費を図書館とゼミのためだけに払っていた。でも図書館を使い放題だ。ほかの仲間と目指すことがあったのでそれに向けて図書館と自宅の往復だった。今は、申請すれば大学の図書館を使わせてもらえるが、それでも使える範囲が限られているのでかつてほどの自由はない。

 

後悔は、それなりに勉強したつもりだがまだまだ勉強しとくんだったいうことである。