メガネの雑記帳

アニラジと野球、時々アニメ

FFⅢの思い出

私と同じくらいの年齢であればおそらく同じような経験があると思うのだが、小学生のころテレビゲームをするうえで最大の敵は母親の「ごはんやでー」だった。

 

小学校入学くらいにスーパーファミコンが発売されたと記憶している。初めてやったファイナルファンタジーはⅣだったが、最初はよくわからなかった。

 

そのあとⅤをやってなんとなくファイナルファンタジーのやりかたが分かった感じだった。

 

そんななか、いとこの持っていたFFⅢに小4くらいで触れた。Ⅴと同じジョブシステムを採用しているとはいえ、こちらはアビリティの付け替えができないうえに、パーティー全員が竜騎士で攻略しなきゃいけないなど、ジョブチェンジが必須なゲームだった。

 

で、このゲームの最大のダンジョンはラストのクリスタルタワーだ。当時のことははっきりと覚えていないが、踏破するのに相当な時間がかかった記憶がある。スーパーファミコンのFFに触れてからということもあり、セーブポイントが途中にないのは正直、絶望的だった。

 

で、お声がかかるのだ、魔王ザンデを目の前にして「ごはんやでー」と。これからクライマックスに向けて盛り上がるところだ。そんななかで夕食だ。絶望した。ダンジョンを脱出するしかない。

 

このゲームをクリアするには親を攻略する必要があった。でも、どうやって攻略したのか、私は当時、暗闇の雲を倒したのだ。あれだけの長い時間をかけて暗闇の雲より強い親をたまねぎけんしより弱い私が親を攻略して、画面の向こうの二人の忍者と二人の賢者が暗闇の雲に手裏剣を投げ、フレアを放ってケアルガを合間に挟んで攻略していた。

 

エンディングもはっきりと覚えていないが、めちゃくちゃ疲れたことは覚えている。

 

やりこむ気は起きなかった。今、いろいろな情報をネットで見てもやりこむには相当な根気がいるゲームだ。

 

今は、割と中断しやすい仕組みが整っているのでかつてのような苦労はないだろう。ただファミコンのFFⅢは今でも私の心に残っている。